コラム
ビルトインガレージで後悔した事例6選!後悔しないためのポイントも解説
この記事では、ビルトインガレージで後悔した事例や、後悔しないためのポイントを解説します。
車やバイクなどを大切にしている人の多くが憧れるマイホームといえば、ビルトインガレージのある暮らしです。
しかし、ビルトインガレージのあるマイホームを建てる場合、事前にしっかりと考えた上で設計しなければ、後悔する要因にもなりかねません。
ビルトインガレージのマイホームを検討している人は、ぜひ参考にしてください。
【この記事でわかること】
・ビルトインガレージのメリットやデメリット
・ビルトインガレージで後悔した事例
・ビルトインガレージで後悔しないためのポイント
そもそもビルトインガレージとは?
ビルトインガレージとは、家の中に車を駐車する車庫がある建物を指します。
ビルトインガレージのほか、ガレージハウスやインナーガレージとも呼ばれます。
ここからは、ビルトインガレージのメリットやデメリットについて詳しく解説していきます。
ビルトインガレージのメリット
ビルトインガレージの大きなメリットは、車やバイクが雨風から守られる点です。
建物の中に車やバイクを入れることが出来るため、風や雨による汚れや飛散物にあたるリスクを軽減でき、シャッターを設置した場合は紫外線から守ることも出来ます。
また、盗難リスクを避けられる点や、雨の中でも荷物の出し入れがしやすい点もメリットとして挙げられます。
ビルトインガレージのデメリット
ビルトインガレージのデメリットは、ガレージスペースを建物の中に入れることで、住まいの空間が削られてしまう点です。
一般的に、ガレージ部分は1階に設計されることが多く、その場合は居住部分に大きく影響してしまいます。
ビルトインガレージで後悔した事例
ビルトインガレージで後悔した事例は、以下の6つが挙げられます。
・予想以上に費用がかかった
・面積が狭くて車選びの幅も狭まった
・シャッターの音がうるさかった
・排気ガスが溜まりがちになった
・階段の上り下りが大変だった
・動線が不便だった
それぞれの事例を詳しく解説します。
予想以上に費用がかかった
ビルトインガレージの建物は、一般的なマイホームより建築費が高くなってしまうケースが多いといえます。
建物の構造が複雑になることにより施工費用が割高になりますし、電動シャッターを設置した場合は設備費用が高くなってしまいます。
面積が狭くて車選びの幅も狭まった
ビルトインガレージを設けると、通常の駐車場よりも幅や高さが制限されます。
ライフスタイルの変化によりそれまでの車より、大きいものに買い替える場合、ガレージの車幅や車高に合わず買い替えられないケースが考えられます。
ビルトインガレージの車幅や車高に余裕がない設計にしてしまうと、車が制限される点も後悔するポイントです。
シャッターの音がうるさかった
経年などにより、シャッターの上げ下ろしによって生じる音がうるさくなる場合があります。
夜中に帰宅すると、静まった環境下にシャッターの上げ下ろし音が響いてしまうケースも考えられるでしょう。シャッターの音がうるさいことが要因で、ビルトインガレージの設置を後悔する場合があります。
排気ガスが溜まりがちになった
ガレージの中は、居住空間と一体になっている上に壁で囲まれているため、車の排気ガスが家の中に溜まりがちになる点も後悔する要因となります。
排気ガスが居住空間に入ってしまうと、居住者の健康問題にまで発展しかねません。
排気ガスの中には一酸化炭素も含まれているため、健康を害する要因となってしまいます。車を動かす場合は、必ずシャッターを開けた上で行う対策が必要です。
階段の上り下りが大変だった
居住部分が2階になることで、階段の上り下りが大変に感じて後悔する事例もあります。
ビルトインガレージの住まいは、1階にガレージを設置することが多いため、居住部分が2階からになってしまう場合もあります。
ガレージを作るために居住部分を2階にすると、外出するたびに階段を上り下りしなければなりません。
動線が不便だった
ビルトインガレージを設置することで、動線が不便に感じる場合があります。
一般的なマイホームを建築する場合、居住スペースで住人が快適に過ごせるように設計するため、動線などもしっかりと考えた住まいが建築可能です。
しかし、ビルトインガレージとなると、住人の生活にガレージを含めなければなりません。つまり、人と車を建物内で共存させる必要があります。
ビルトインガレージで後悔しないためのポイント
ビルトインガレージで後悔した事例を参考に、後悔しないポイントを4点挙げました。
・ガレージと寝室の距離を離す
・将来を考えた車選びを意識する
・ビルトインガレージのプランニングが得意なハウスメーカーに依頼する
・換気扇を設置する
ここでは、上記4点について詳しく解説します。
ガレージと寝室の距離を離す
ガレージと寝室の距離を離せると、ガレージの騒音が影響しにくくなります。
シャッターの上げ下ろしも、静音シャッターの場合ですら深夜では日中以上に気になります。ガレージと寝室の距離を離すと、深夜にガレージを利用したとしても、音が気になりにくくなるでしょう。
ガレージと寝室の距離を離すのは、おすすめできる設計といえます。
将来を考えた車選びを意識する
ビルトインガレージだけでなく、将来のライフスタイルを考えた車選びも意識しましょう。
仮に現在はコンパクトカーであるからといって、ギリギリ入る大きさのガレージにしてしまうと、大きい車を購入できなくなってしまいます。
また、将来車が2台必要になることも考えられます。将来的に選ぶ車を考えたガレージにしましょう。
ビルトインガレージのプランニングが得意なハウスメーカーに依頼する
ビルトインガレージは、プランニングが得意なハウスメーカーに依頼しましょう。
ビルトインガレージがある家は人気があるものの、施工の件数が多いわけではありません。ビルトインガレージの施工を得意としていないハウスメーカーも一定数存在するため、実績があるハウスメーカーに依頼するように心がけましょう。
四季工房は、ビルトインガレージの施工実績が豊富で、レイアウトやデザインなど最適な空間をご提案しています。さまざまな要望に対して、お客様に寄り添いながら相談を承ります。
換気扇を設置する
排気ガス対策として、換気扇の設置は欠かせません。ビルトインガレージの住まいで、健康に直接影響するのが排気ガスといえます。
排気ガスには一酸化炭素が含まれており、大きな健康被害を及ぼすおそれがあります。開口部と反対方向に換気扇を設置すると、より効果的に換気ができます。
ビルトインガレージに関するよくある質問
最後に、ビルトインガレージでよくある質問を紹介します。
・ビルトインガレージの上に部屋を造っても問題ない?
・インナーガレージとビルトインガレージの違いは?
ビルトインガレージの上に部屋を造っても問題ない?
建築基準法を満たしていれば、ビルトインガレージの上に部屋を造っても問題ありません。
土地の形状によっては、ガレージの上に部屋を造ったほうが居住性や快適性が増す場合もあります。デザイン性が増し、ほかの住まいとは一味違うおしゃれなマイホームになるでしょう。
インナーガレージとビルトインガレージの違いは?
インナーガレージとビルトインガレージに大きな違いはなく、呼び名が異なるだけです。
一般的にはビルトインガレージのほうが浸透しているため、ビルトインガレージと呼ぶ人が多くいます。どちらも、建物内部に駐車場がある住まいを指しています。
ビルトインガレージで後悔しないためにもポイントを押さえよう
ビルトインガレージで後悔した事例や後悔しないためのポイントを押さえ、快適な生活を送りましょう。
ビルトインガレージの住まいは、施工実績が豊富なハウスメーカーに依頼しましょう。
四季工房では、ビルトインガレージの施工実績が豊富で、レイアウトやデザインなど最適な空間をご提案しています。
満足できる家づくりを実現しますので、ぜひ一度お問い合わせください。