コラム
注文住宅の打ち合わせで失敗しないコツは?回数や流れ、期間も徹底解説
注文住宅を建てる上で、建築会社との打ち合わせは、住宅の仕上がりを左右する重要なプロセスです。
打ち合わせを面倒だと感じる方もいるかもしれませんが、家づくりで後悔しないためにも、打ち合わせを怠ってはいけません。
そこで今回は、注文住宅の打ち合わせで失敗しないコツについて解説します。マイホーム購入を検討中の方は、ぜひとも最後までお付き合い下さい。
そもそも注文住宅の打ち合わせとは?
注文住宅の打ち合わせは、家の間取りや仕様の決定に始まり、資金計画や工期の確認など住宅の引き渡しまで続き、決めるべき内容は多岐にわたります。
そもそも、注文住宅には決まった形がありませんので、理想の住まいを実現するためにも、建築会社とイメージの共有を図らなければ家づくりは前に進みません。
注文住宅の打ち合わせで失敗しないコツ5つ
注文住宅の打ち合わせで失敗しないコツをまとめていますので、打ち合わせに臨む前に内容を把握しておきましょう。
何も準備せず打ち合わせに臨むと、時間がかかるだけでなく、決めるべきことが決まらないことも珍しくありません。
- ・事前準備を怠らない
- ・予算をしっかり決めておく
- ・些細な疑問でも質問する
- ・内容を記録・録音する
- ・スケジュールを明確に決める
上記5点を順番に解説します。
事前準備を怠らない
一つ目の失敗しないためのコツは、事前準備を怠らないことです。
お互いに貴重な時間を使っていますので、予め伝えたいことやイメージを固めておくことが重要であり、建築会社任せではいけません。
また、打ち合わせで答えが出ないこともありますので、次回の打ち合わせまでに家族で相談して答えを用意するなど、効率よくスムーズに進むように協力して下さい。
予算をしっかり決めておく
予算をしっかり決めておくことも、打ち合わせで失敗しないためのコツの一つ
大まかでも良いので予算を決めておかなければ、どんなに良いプランができたとしても、実現性のない絵に描いた餅となりかねません。
手元資金や年収をベースに、返済に無理のない予算の上限を決めておくことをおすすめします。
些細な疑問でも質問する
些細な疑問でも質問することを忘れてはいけません。
初めての家づくりでは、建築会社との間に知識の差があることが当たり前なので、分からないことは理解できるまで確認することが重要です。
曖昧な部分を残したまま計画を進めることは、後々のトラブルに繋がります。
内容を記録・録音する
内容を記録・録音することも、打ち合わせで失敗しないためのコツです。
打ち合わせは決めることが多く、回数も多いので、自分で話したことを確認する意味でも、打合せ内容の記録を残しておきましょう。
「言った言わない」のトラブルを避けるためにも、複写式のノートなど双方で記録を保管する形をおすすめします。
スケジュールを明確に決める
スケジュールを明確に決めることも、失敗を減らすためのコツの一つ。
注文住宅完成までの期間はおよそ8〜15ヶ月前後の長丁場となりますので、ライフイベントに合わせて入居するためには、工期だけでなく全体のスケジューリングが欠かせません。
ただし、いくら急いでいても、打ち合わせを納得できるまで続けることが、後悔しない家づくりの近道です。
注文住宅に必要な打ち合わせの回数
注文住宅に必要な打ち合わせの回数は10〜15回前後が目安となりますが、人によっては5回程度で終わることもありますし、20回以上打ち合わせを重ねるケースもあります。
打ち合わせの回数が多かれ少なかれ、住宅の仕上がりを左右するのは、打ち合わせの内容であり、回数ではないことを覚えておきましょう。
注文住宅の打ち合わせの回数が変動する理由
理想の住まいのイメージが固まっていないことが、打ち合わせの回数が変動する理由です。
建築プランの修正や再考が増えれば打ち合わせ回数も増えますので、住みたい家のイメージを家族で相談した上で、建築会社とイメージの共有を図って下さい。
注文住宅の打ち合わせの流れと期間
注文住宅の打ち合わせの流れと期間を以下のステップごとにまとめていますので、どのタイミングで何を決めれば良いかを把握して、スケジューリングの参考にして下さい。
- ・着工前
- ・着工時(建築中)
- ・引き渡し前
上記3点を順番に解説します。
着工前
着工前の打ち合わせでは、資金計画・間取り・内装・住宅設備など決めるべきことが多く、住宅の仕上がりを左右する部分となるので、打ち合わせ回数も多くなります。
建築会社を決める前の商談も含めると、3〜6ヶ月程度の期間を想定しておくと良いでしょう。
着工時(建築中)
着工時(建築中)の打ち合わせでは、細かい内装関係や外構工事などの決まっていない部分を詰めていき、工事が進んだ段階で、工期に変更がないかをチェックします。
完成までの期間は3〜4ヶ月程度が想定されますので「便りが無いのは良い便り」とは考えず、定期的に進捗状況を確認して下さい。
引き渡し前
引渡し前の打ち合わせでは、建築会社立会いの下、プラン通りに仕上がっているかや不具合が無いかをチェックして、不具合があれば引き渡しまでに手直しを依頼して下さい。
期間の目安は1ヶ月程度であり、引渡しの日程や決済に関する流れを建築会社に確認しておきましょう。
注文住宅の打ち合わせで決めることリスト
注文住宅の打ち合わせで決めることリストをまとめています。
いつまでに何を決めなければならないかを把握しておけば、打ち合わせの無駄を省けますので、時間の節約にも繋がるでしょう。
【着工前】
・資金計画(頭金・借入金額・返済プランなど) ・理想の住まいのイメージ(優先順位など) ・土地(周辺環境や敷地調査) ・住宅プラン(外観・間取り・内装・住宅設備など) ・追加費用発生の可能性(オプションなど) |
【建築中】
・未決定部分の詳細(内装や外構工事など) ・工期(スケジュールに変更がないか) |
【引渡し前】
・引渡しと決済の日程調整 ・竣工立会で不具合の確認と手直しの依頼 |
上記3工程の中で、それぞれ打ち合わせで決めることを事前にまとめておきましょう。
重要なことは、やるべきリストの中において1つでも怠らないよう注意することです。
「よく分からないから担当者さんに任せておけば大丈夫」と任せきりにしていると、後になって認識の齟齬が生じるケースもありますので、しっかりと準備しましょう。
注文住宅の打ち合わせに関するよくある質問
注文住宅の打ち合わせに関するよくある質問をまとめていますので、他の方の疑問点を自分たちに置き換えて考えてみましょう。
- ・注文住宅の打ち合わせに回数制限はある?
- ・注文住宅の打ち合わせが進まない場合はどうすればいい?
上記2点を順番に解説します。
注文住宅の打ち合わせに回数制限はある?
基本的には、打ち合わせの回数に制限は設けられていませんので、納得できるまで打ち合わせを重ねて下さい。
ただし、ローコストを実現するために、打ち合わせ回数に制限を設けている建築会社もありますので注意が必要です。
注文住宅の打ち合わせが進まない場合はどうすればいい?
まずは、打ち合わせが進まない原因を考えてみましょう。
住みたい家のイメージが固まっていないのか、それともそのイメージがうまく伝わらないのかなど、考えられる原因は様々です。
打ち合わせのコツを理解して理想の家づくりを
注文住宅の打ち合わせは、住宅の仕上がりや満足度に繋がりますので、疎かにしてはいけませんが、打ち合わせの回数が増えれば面倒に感じる方もいるでしょう。
そこで、打ち合わせのコツを理解しておくことが重要になります。
納得できるまで打ち合わせを続けることは大切ですが、時間には限りがありますので、無駄を省いた効率の良い打ち合わせを通して、理想の家づくりを目指しましょう。
四季工房では、お客様の理想の住まいに合わせた建築プランを提案しています。注文住宅のことでお悩みの方は、お気軽に住宅見学会へ足をお運び下さい。