コラム

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家づくりの期間は?大まかな期間と各工程の所要期間を徹底解説

出産や子供が小学校に上がる時までには、家が完成して住み始めるようにはしたいなどの理由で家づくりをスタートさせる人は多いもの。

ですが大まかに注文住宅を建てようと考えてはいても、実際引き渡しまでにどのくらい期間を要するのか分からない人は結構います。

家族のライフスタイルをできるだけ反映させるためにも、家づくりの期間や引き渡しまでの流れは把握しておいて損はありません。

今回は、家づくりの大まかな期間と各工程の所要期間を紹介していきます。

家づくりの期間は約15ヶ月

家づくり 期間

注文内容によって家づくりの期間は異なりますが、最大でも約15ヶ月はかかることを見越しておくと予定を立てやすくなります。

もちろんコーディネーターとの密な打ち合わせの中で、希望する完成予定を聞かれます。

その際にいつまでに完成して引き渡しまで行えるかを相談の上、家づくりの準備を進めて行くことをおすすめします。

土地選び:1週間~3ヶ月

まずは家を建てる場所となる土地を探すのに、約1週間~3ヶ月の間じっくりと条件と照らし合わせながら探して行きます。

この段階では具体的な建物のイメージはしていなくても、とりあえず土地探しだけはしておきたいという人もいるとのこと。

家づくりの基本となる土地探しは、長年住み続けるための重要なポイントです。

土地探しを疎かにしてしまうと、住み始めた時に不便だと感じる部分が目立ちます。

土地探しで注目してほしいポイントは、大きく分けて6つ。

1.通勤や通学の利便性
2.自宅と駅までのアクセス
3.土地周辺の環境確認
4.商業施設の確認
5.災害に向けた安全度の高さ
6.土地の形や広さ

車通りや夜間の街灯の多さやなど、土地周辺の状況確認はこの段階で行ってください。

施工会社選び:1ヶ月程度

理想的な土地が見つかったら契約に移行します。 契約にさほど時間はかからないので、契約完了後は施工会社選びに移ります。

住宅の設計から建築までしてくれる施工会社を選ぶ必要があり、住宅が完成する8~10ヶ月前までには決めておきたいところ。

施工会社選びは、実際に住宅展示場などに足を運んでみるのがおすすめです。

料金面はもちろん、住宅のデザインも一緒に確認できるのでこだわりを持った家づくりが可能です。

また、担当してくれる営業との相性も重要で、さまざまな相談を気軽に行える人に依頼した方が理想に近い住まいが手に入りやすくなります。 対応力の高さや、要望などをすぐに反映してくれるようなところも選びましょう。

住宅ローン審査:1ヶ月程度

施工会社を決める段階で、同時進行で行いたいのが金融機関での住宅ローン審査。

必ずしも審査が通るとは限らず、金利によっては借り入れ額にも影響します。

住宅ローンには「事前審査」と「本審査」の2つが存在しており、事前審査にはそんなに時間はかからないものの本審査は数週間要する場合があります。

住宅ローンの申し込み時期は人によって異なりますが、住宅への頭金があまり多く確保できないという人はできるだけ早めの申し込みがおすすめです。

間取りや設備の決定:2週間~1ヶ月程度

無事に住宅ローンの審査が通り、施工会社も決まったら細かな打ち合せを元に住宅プランが提示されます。

いくつかプランを提示してくれるので、家族のライフスタイルに合ったものを選びましょう。

プランが決まったら仮契約を行い、建物の内装材を決めたり設計図を作って住宅完成までの準備を行います。

施工:3~4ヶ月

見積り内容と完成までのスケジュールに納得したら工事契約をします。

一般的には工事中の安全を祈願する「地鎮祭」を行ってから工事を開始し、着工1ヶ月もすれば棟上げ工事が終了予定です。

随時内装材や設備機器の確認をしながら工事を進めて行くので、完成までの工程も楽しめます。

この際に内装材を追加したり、オプションを検討することも可能です。 施工会社側からカタログを渡されることもあり、良いなと感じたものは取り入れることができます。

引渡しと登記:1ヶ月

引き渡し日が1ヶ月前になると竣工と呼ばれ、建物が完成状態となります。

完成した建物を外観はもちろん、実際に内覧して完了検査の立ち合いを行います。

問題がないかや、当初の打ち合わせ通りに工事が行われていたかの確認を行ってから登記をして晴れて物件譲渡となります。

引き渡しが完了したら、そこはもう自分たちの物件です。 早速引っ越しまでの手続きを行いましょう。

まとめ

住宅模型とまとめ

家づくりの大まかな期間と、各工程の所要期間を紹介してきました。

注文住宅の完成は最大で15ヶ月かかりますが、早いところだと1年くらいで引き渡しまで持って行っている人も少なくありません。

ですが焦る必要はなく、1つ1つ自分たちが納得した状態を常に維持しつつ完成まで持って行くのが重要です。

それでもできる限り早いタイミングで家づくりを完成させたいという人は、建てたい住宅をある程度イメージしておくとスムーズに進めることができます。 家族同士でよく相談して決めることが、トラブルを回避する解決策です。